初号機カスタム

台風がいきすぎるごとに秋の気配が深まります。朝晩は完全に寒い山里です。

6月の窯焚き前には2号機の火前もカスタムしたのですが、続いて初号機も火前をカスタムしました。
もともと4段だった雛段に5段目を増設したのは7年ぐらい前です。当時は熾きの量からして、火前にもう1段組んでも焼けると判断して段を増やしました。棚組を増やして火床の面積が減っても十分焼けることもわかり、作品も増やせたので長年このシステムで焼いていましたが、やはり火床が狭くなることにより以前焼けてたのに焼けなくなる景色もありました。
今回は、築窯当時の状態に窯を戻して焼きます。窯床のレベルが少し下がったので火前も広くとれます、その分全体の窯詰め作品量は減ることになりますが。
カスタム作業は予想より大変でした。火前の5段目は完全に癒着していてはがすのに一苦労、灰が積もって温度が上がっている場所ですからね。

5段目を取り払ったカスタム後です。火道レンガも床砂も入れ替えました。
窯も薪もスタンバイ。